幸運や不幸の本当の原因とは?科学的研究でわかった、運のいい人に共通する法則|心理学と仏教

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(↑記事の内容を動画でもご紹介しています)

こんにちは。オンライン仏教アカデミーの南です。

あなたは自分の身に起きることについて、どう感じているでしょうか?

うまくいくことがあってもなかなか長続きせず、仕事や人間関係でうまくいかない状態のほうが長く続くと、「どうして自分ばかり、こんな苦しい目に遭わないといけないの? これは運が悪いと思ってあきらめるしかない」と思われるかもしれません。

やがては自暴自棄になり、運命を呪いたくなることもあるかもしれません。

その一方で、素敵なパートナーに巡り合って、理想の仕事にもつけて、懸賞に応募すればたちまち当選するなど、次々に幸運が訪れる人もいます。

果たして、運のいい・悪いは何によって決まるのでしょうか。幸運に恵まれるにはどうすればいいのでしょうか。

偶然の重なり合いなのでしょうか。何か不思議な力が働いているのでしょうか。

運のいい人には「共通する法則」があった?

その運について、実は運のいい人には共通した法則があることを発見した人がいます

それはイギリスの心理学者リチャード・ワイズマン博士です。

ワイズマン博士は8年にわたって、きわだって運のいい人、悪い人、数百人を対象にインタビューと実験をし、
運のいい人に共通する法則を見出しました

その内容は『運のいい人の法則』(リチャード・ワイズマン著、角川文庫)という本の中で詳しく紹介されています。

人は生まれつき運がいいわけではなく、運のいい人は本人も気づかいないうちに、法則に従って幸運をつくりだしている、といわれています。

運は偶然の重なり合いでもなければ、得体の知れないものの力によるものでもなく、はっきりとした原因があります。

その原因はなにか、シンプルにまとめれば、考え方行動です。

運のいい人に、偶然に見えるチャンスが巡ってくるのは、その考え方や行動がチャンスをつくりやすくして、かつチャンスの存在に気づき、さらにはチャンスにもとづいて行動しているからなのです。

別の言い方をすれば、運のいい人と運の悪い人では、性格が異なるのです。

運のいい人・悪い人の違い① 外向的か内向的か

一例を挙げると運のいい人は性格因子の1つである「外向性」の数値が、運の悪い人よりも高いことがわかっています。

外向的ということは、それだけ多くの人と接触する機会を持とうとし、多くの人との出会いが生まれます。
その分、喜びを分かち合いたいと思える人、自分を成長させてくれる人、新たな知見を得させてくれる人と知り合える可能性が高まるのですね。

これとは反対に、人との接触を避け続けていては、素敵な人と知り合うことはほぼ不可能でしょう。

では、単に人と接触する回数を多くしていればいいかというと、そうとは限りません。

いくらたくさんの人に会っていても、「この人とまた会いたい、ぜひまた話がしたい」と思ってもらえなければ、よい印象を与えることができなければ、せっかくの出会いを、素晴らしい出会いへとすることはできませんね。

この、人とどう接しているかについても 運のいい人・悪い人では大きな違いがありました。

運のいい人・悪い人の違い② 人との接し方

それぞれの対人関係での振る舞いを見たところ、

運のいい人は、運の悪い人と比べて

  • 笑った回数が2倍
  • アイコンタクトもはるかに多い

ことがわかったのです。

さらに大きな違いとして、身振りが開いているという特徴もありました。

自分が人と接するときも、笑顔でいる人、自分の目もしっかりと見てくれるような人には好印象を持ち、また話をしたいという気持ちになりますよね。

積極的に人との出会いを増やし、人と接するときは笑顔やアイコンタクトに心がける

言われれば当たり前のように思いますが、実際にできているかと問われれば、おざなりになっているかもしれません。

1週間に1度は新しいコミュニティやイベントに参加し、新しい人との出会いを試みる、
特に初対面の人とはまず笑顔で挨拶することを必ず実行するなど、実践していただければと思います。

人との出会いの数、接し方以外にも、

  • 物事の決断の仕方や、自分や相手に対する期待度、
  • 物事に取り組む姿勢、
  • 悪い結果に対してどのような意味づけをするか

など、運のいい人・悪い人には明らかな違いあるとわかりました。

それらの違いが、幸運に恵まれるて幸せな人生を送るか、不運続きで苦しい日々を送るのかを決定づけているのです。

仏教で説かれる運命の法則「自業自得」

この「私達の運命は考え方と行動で決まる」という法則は、実は2600年前に説かれた仏教ですでに明らかにされているのです。

仏教では運命の法則を「自業自得」といわれています。

日常でも使われている「自業自得」という言葉は、実はもともと仏教の言葉であり、運命の法則を教えた言葉なのです。

「自業自得」の「業」とは、仏教で「行為」のことですから、「自業」は「自分の行い」という意味です。

「自得」は、「自分が結果(運命)を得る」ということ。

よって「自業自得」とは、「自分の行いが、自分の運命を生み出す」という意味です。

自業自得と聞くと、悪い結果に対して、そんな結果がきたのは、あなたが悪い行いをしたからだ、という意味で使われていますね。

苦しんでいる人に対して、「ほら、やっぱり。あなたの自業自得でしょ」と、責めるようにして使われているので、
あまりいいイメージを持っていない人も多いでしょう。

しかし「業」は「悪い行為」に限りません。
「善い行い」をして「善い運命」を得られた時にも、「自業自得」と言っていいのです

善い運命も悪い運命も自らが生み出したもの、自分がどんな行為をしたかに応じて運命は生み出されていると教えられているのです。

ではどのような行為が幸福を生み出すのか、
反対に、知らずしらずにやってしまっている不幸を生み出す行いとはなにかもまた、仏教では詳しく教えられています。

少しでも関心を持たれた方は、仏教について詳しく解説しているほかの動画もぜひ見てみてください。

(終)