しあわせの法則 2回目



(前回まで)

職場での人間関係に悩むゆず葉が、友人のカリンから聞いた『インガノドウリ』とは―?

 

「お釈迦様の説かれた、『運命の仕組み』の『インガノドウリ』って 何なの?」

 

「運命なんていったら、ふつう、神社でパンパンしたり、風水とか占いぐらいしか、思いつかないよね。でも実は仏教に教えられてたの。」


「へー、カリン、よく見つけたね。
それでそれで?」


「うん。私たちが知りたいのは、
幸せや不幸の運命はどうやって決まるのか、ということでしょ。その法則を教えられているのが、『因果の道理』なんだけど、まず因果とは原因と結果のことで、

 ”結果には必ず原因がある。原因なしに起きる結果は、万に一つ、億に一つもない”

ということね。そして道理というのは、仏教で『三世十方を貫くもの』をいうの」

 

「さんぜじっぽう?」

「そう。三世とは、過去、現在、未来で、分かりやすくいうと『いつでも』。十方は、東西南北・上下・四維(しゆい)といって『どこでも』。つまり、いつでも、どこでも変わらない真理を、専門用語で『三世十方を貫く』って言うのね」



「なるほど」

「この世のすべてのことは、必ず原因があって結果がある。科学をはじめ、あらゆる学問がこの因果の道理に立脚しているんだけど、特に、お釈迦様がくわしく教えられたのは、私たちがいちばん知りたい、運命の原因と結果の関係なの」

 

「それはどんな関係なの?」


「お釈迦様は、

 善因善果(ぜんいんぜんか)

 悪因悪果(あくいんあっか)

 自因自果(じいんじか)

 と教えられててね、善因善果 悪因悪果とは、善い種をまけば、善い結果が現れる。悪い種をまけば、悪い結果が現れるということ。


植物に例えれば、
ダイコンの種をまけばダイコンが、キュウリの種をまけばキュウリが出てくる。

 ダイコンの種をまいてキュウリが生えることも、キュウリの種をまいてダイコンが出ることもない。

 まいた種と同じものしか生えてはこないってことね。

 だから、まいたものを知れば何が出てくるか分かるし、出てきたものを見れば、まいた種も分かる。

 次に『自因自果』は、善いのも悪いのも、自分のまいた種の結果が自分に現れるということね。

 他人のまいた種の結果が自分に現れたり(他因自果)、自分のまいた種の結果が他人に行く(自因他果)ことはない。

 

 いつまでも寝ていたいのに、起きて仕事に出掛けるのは、自分が働けばそれだけ給料がもらえるし、サボればクビになる。

 毎日、添加物の多い物やお菓子ばかり食べていれば、体を壊すのは本人で、他人が病気になることはない。


当たり前のことだけど、これが
自因自果ね。自業自得とも言われるけど」

 

「自業自得はよく使うわね」

 

「もとは因果の道理からきている言葉なのよ」


「そうなんだー」

 

(つづく)

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