こんにちは。
「OBA」のまさみです。

 

親鸞聖人が活躍されたのは、約800年前の平安末期から鎌倉初期。

お亡くなりになったのは90歳でした。

 

では、90年の生涯、親鸞聖人は、どんなことを私たちに教えられたのでしょうか。

それについて、親鸞聖人ご自身がはっきりと述べられているお言葉があります。

 

「親鸞の伝えていることは、決して新しい教えではない。お釈迦さまの教えを、この親鸞も信じ、皆さんにもお伝えしているだけなのだ」

(原文)

「更に親鸞、珍らしき法をも弘めず、如来の教法を我も信じ、人にも教え聞かしむるばかりなり」

 

●親鸞聖人のポリシー

現代は、“オリジナリティ”や“個性”が求められ、他人と似ているだけで「コピーだ」と非難されます。

 

「オリジナルだ」

「私が世界で初めて作った」

というほうが価値が高いように思います。

 

だから、自分の伝えていることが

「決して新しい教えではない」

「まったくお釈迦さまの教えそのものだ」

と親鸞聖人が断固、強調されることに

「なぜだろう?」

と疑問を抱く方もあるでしょう。

 

それは、お釈迦さまの教え以上の教えはなく、そこにわずかでも“自分の考え”が入った時点で、何の価値もなくなることを、親鸞聖人はよくよくご存じだったからでした。

 

私も高校生の時、歴史の授業を受けて、

「浄土真宗は、親鸞聖人が打ち立てた仏教の一宗派」

というように思っていました。

 

しかし、親鸞聖人のポリシーを学んで、浄土真宗は、お釈迦さまの説かれたこと以外に何もない、まったく仏教そのものなんだと分かり、それを私も皆さんにお話ししています。

 

では、親鸞聖人が一貫して伝えられたお釈迦さまの教え、仏教とはどんな教えなのでしょうか。

次回は、そのことについてお話ししたいと思います。

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